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【西本忠成 トラとら虎】不振…阪神・近本は休養か続行か 球団OB「状態が悪い時に使い続けると…」

 阪神・近本光司外野手(24)が試練の時を迎えている。打率・307で交流戦に突入したが、21日現在で・273まで急降下。このリードオフマンの不振もあってチームは交流戦負け越しが決まっている。

 原因は心身の疲れ。アマ時代に経験したことのない連戦で、小柄な体はスタミナ切れに陥った。交流戦の途中には22打席連続ノーヒット。これには18日の楽天戦での6号ソロでストップをかけたものの、再浮上のきっかけにはならなかった。

 球団OBでオーナー付シニアエグゼクティブアドバイザーの掛布雅之氏は、20日の楽天戦のテレビ解説でこう指摘した。「体も頭も疲れている。だからスイングの時、右手のリードが利かない。左手のかぶせが早いため、内野ゴロが目立つ」。お説の通りで、同日は4の0で内野ゴロ3本。5回の中飛の落球(失策)も、疲労と不振で集中力を欠いたせいかもしれない。

 矢野監督は「いまは打順を変える気はない」と明言している。あえてプロの壁を体験させ、乗り越えることで一流への道が開けるとの期待の表れだが、OBの間には疑問の声がある。

 「状態が悪い時に使い続けると自信喪失だけでなく、打撃フォームを崩す恐れがある。福留のようなベテランにだけ休養日を設けるのではなく、若手にも同じ手法を取ってもおかしくない。要はひとりひとりの選手が長いシーズンを効率よくプレーすることだから…」

 果たして、ドラフト1位ルーキーに休養日は設けられるか。(スポーツライター・西本忠成)

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