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【ぴいぷる】WBC世界ライトフライ級王者・拳四朗「負けたら、アカン」 いまだ無敗、13回防衛のレジェンド超え目指す (2/3ページ)

 ボートレーサー養成所の試験を受けるが、あえなく不合格に。大学時代に再挑戦するもかなわず、プロボクサーとなった。2度の失敗が、後の世界チャンピオンを生むことになるのだから、人生は何があるか分からない。

 ボクシングか、ボートレースか。それまで抱え続けてきた迷いを断ち切ったのは、デビュー後に勝ち続けた先に見えてきた「世界」の存在だった。「強い人にも『勝てるな。世界獲れるんちゃうか』と思ったんです。『じゃあ、ボクシングで行こう』と考えました」と振り返る。

 拳で稼ぐプロとなったことで意識も変わった。

 「プロになってからはお金を払って見にきてもらっているから、『勝たな』という気持ちが強くなりました。アマチュア時代は『こなす』という気持ちで、『強くなりたい』という思いもありませんでした」

 知らずに会うと、とてもボクサーとは思えないベビーフェースだが、話すと所々に負けず嫌いの面が現れる。「世界チャンピオンになったら、もう負けられない。『負けたら終わり』と思っています」と、勝ちにこだわり続ける。

 現在27歳。すでに5回の防衛を果たし、実績は十分のように見えるが、理想はまだまだ高い。

 世界チャンピオンになったときも、「通過点ぐらいの感じがありました。世界を一度獲っただけでは、あまり知名度も上がらないし、防衛を重ねていかないといけない」と語る

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