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球宴第1戦、MVPゲットも… 西武・森、不調脱出の「きっかけにならないですね」

 体がねじ切れんばかりのフルスイングで、2回に大瀬良(広島)の直球(148キロ)を右翼席上段までかっ飛ばした西武・森友哉捕手(23)。

 初出場だった15年、18年に続いて3度の出場全てで一発をたたき込み、初出場で敢闘賞、さらに2年連続でMVPと賞金300万円をゲットした。“お祭り男”の本領発揮だったが、試合後の表情はあまり晴れなかった。

 「直球勝負は苦手ではないですね。でも、一番はシーズンで打ちたい」

 今季は打率・315でリーグ5位に付ける高打率をキープしている球界待望の打てる捕手だが、7月は・143と調子を崩している。「(球宴は)プレッシャーなく、チームのためを考えず、いい意味で自己中心的になれる。シーズンではああいう振り方はしないので、いいきっかけにはならないですね」

 13日の球宴第2戦は舞台を甲子園に移して行われ、試合前には2日間を通じてのトーナメント方式でのホームランダービーに参加し、広島・鈴木と対戦する。

 「(ホームランダービーは)本当にイヤなんですよね…。甲子園は右翼方向の打球が風で伸びない。1、2本打てたらいいなと思います」と左打者には逆風が吹き付けるだけに気が進まない様子。

 むしろ、収穫はマスクを被り続けたことか。先発のソフトバンク・千賀をはじめ、新人時代の14年のフレッシュオールスターでバッテリーを組んで以来となる楽天・松井ら各球団の中心投手の球筋を確認した。後半戦の打席だけでなく、招集が確実視される今秋の『プレミア12』でも生かすことができるはずだ。(片岡将)

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