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【江尻良文の快説・怪説】ソフトバンク&巨人独走で盛り上がる!?2、3位争い CSでは“ダメ元”の強みが

 オールスターブレークが終わり、後半戦開始。ソフトバンク、巨人の独走で興味はクライマックスシリーズ(CS)出場のかかる2、3位争いに移りつつある。

 実際に昨季、ソフトバンクは10年ぶりにリーグ優勝を果たした西武の後塵を拝したが、CS制覇。リーグ2位から下克上日本一を達成した。

 セ・リーグでも一昨年、ラミレス監督率いるDeNAがリーグ連覇の広島を破りセ・リーグ史上初の「3位からの下克上日本シリーズ出場」を果たした。リーグ優勝を逃してもCS制覇で日本シリーズ出場というパターンは、現実的なものになっている。

 しかも、ダブル独走しているソフトバンクと巨人には、仮にこのままリーグ優勝しても、CSで計り知れないプレッシャーがかかるお家の事情がある。ソフトバンク・工藤監督には「ペナント奪回して3年連続日本一」という孫オーナー指令。5年ぶりのリーグ優勝が至上命令で復帰した原監督にも、当然のように7年ぶりの日本一奪回のノルマが課される。「巨人はリーグ優勝でなく、日本一が義務」という不文律は、昭和から平成を経て新時代の令和になっても不変だからだ。

 ソフトバンク・王球団会長と巨人・長嶋終身名誉監督は、シーズン前から2000年のON監督対決以来、19年ぶりの日本シリーズでの再戦を公約。それだけに、セ・パの2、3位から“ダメ元”のノンプレッシャーでCSに出場するチームには、重圧のかかる巨人、ソフトバンクを倒すチャンスが十分にある。

 CS出場権をかけた2、3位争いの注目度は一段と高まっている。(江尻良文)

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