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J1またもや誤審騒動…頻発は“無策のツケ” 「VAR」導入の障害は人材難

 プロ審判による誤審騒動がまたもや発生した。

 13日の明治安田生命サッカーJ1リーグ第19節横浜-浦和(日産ス)の後半14分。横浜FW仲川がゴールを決めたが、プロ審判である松尾一主審(46)はなんと、ゴール→オフサイド→ゴールと判定を二転。しかも「自分では決められない。運営が決める」と発言していたことを浦和の主力選手が明かした。

 さらに後半41分、浦和のDF槙野が足で相手シュートをブロックした際、ボールが同僚のDF岩波のあごに当たったが、これがハンドの判定でPK。2点目を献上し、1-3で敗れた。

 ビデオアシスタントレフェリー(VAR)を導入するには、設備投資に1億円以上かかる。今の日本サッカー協会ならできない金額ではないが、問題は、「VAR」での判定を主審に伝える人材が足りないこと。J1を担当できる主審は30人弱。VARを導入すると、2倍の60人以上の確保が必要となる。

 浦和は第12節(5月17日・湘南戦)では、逆に完全な失点がノーゴールと判定された。これもプロ審判である山本雄大主審(36)の判定だったが、公式戦の割り当て停止2週間という“大甘謹慎”で乗り切った。2002年から鳴り物入りではじまったプロ審判制度だが、相次ぐ判定ミスに無策を続けたツケで、深刻な事態を招いている。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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