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大船渡・佐々木、ドラフト史上最多9球団が1位指名か 「現時点でプロ1軍で投げられる」「日本の将来背負う」球団編成トップが絶賛 (1/3ページ)

 最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手(3年)は18日、岩手大会3回戦の一戸戦(花巻)に先発し、最速155キロの直球で6回を無安打1四球、13奪三振無失点と圧巻の投球。10-0で6回コールド勝ちしたため参考記録ながら、ノーヒットノーランを達成した。日米13球団の球団幹部を含むスカウト27人がネット裏に駆けつけ、改めて今秋のドラフトでの人気を予感させた。国内12球団すべてが興味を持っており、過去最高の9球団が1位指名に前向きだ。全力投球が制限されている“未完の大器”だけに、逸材を預かる球団側の育成方針も問われている。(片岡将)

 「コントロールはずっと意識しています。きょうは球速というか、ギアを少し上げました。ストレートで空振りが奪えたので三振が増えたのだと思います。そこはよかった」

 初回から3者連続空振り三振を奪う絶好の立ち上がり。2回にはこの夏最速となる155キロをマークし球場を沸かせた。

 剛腕の快投に沸き立ったのは野球ファンだけでない。この日が2回目の視察だという西武・渡辺久信GM(53)は「前に見たのも力を入れた部類の投球だったが、さらによくなっている。力は高校生の中ではなく、大学・社会人を含めた今年のアマチュアの中で抜けている」と断トツの評価を示した。

 この日初めて生で見たというロッテ・松本尚樹球団本部長(48)は「率直に言って、モノが違う。現時点でプロの1軍で投げられる」。同じく初めての生視察だったソフトバンク・三笠杉彦取締役GM(45)も「この夏に一度見てみたかった。本当に12球団が指名するかもしれない。今年のドラフトの主役。日本の将来を背負う投手だとわかった」。3球団の編成トップが口々に称賛を並べた。

 某パ・リーグ球団スカウトも「今、1軍で投げて勝てる。本拠地球場に連れて行きたい」。右腕の完成度と実力には、並み居るプロの目利きも疑問を持たない。

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