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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】川崎FW・小林悠 チームの意気上げる“相手を外して”完璧ゴール

 ゴールを決めるための、はじめの一歩。そのひとつが『相手のマークを外す動き』です。

 J1第19節・FC東京-川崎(14日・味スタ)はアマチュアリーグのJFL時代からのライバルクラブ同士。34回目の「多摩川クラシコ(川崎の14勝9分10敗)」はレベルの高い、今季のJ1でナンバーワンの試合でした。

 川崎FW小林悠(31)がその動きを完璧にみせたのは前半20分のセットプレー。MF下田が左から蹴ったCKに対し、小林は円を描くように動きながら、味方があけたスペースに見事に入っていきました。相手のマークをを外した瞬間です。そして完璧なヘディングシュート。これがJ1通算100ゴール目でした。大卒選手では中山雅史(J3沼津)、藤田俊哉(現日本協会強化部員)に次ぐ3人目という快挙です。

 ちなみに、相手のFC東京のDFリーダーは元日本代表・森重です。しかし小林のマークについていたのは3番手のMF東でした。チームのスカウティングも、これをしっかり見極めていましたね。

 小林は「どのコースに入るかとかは、コーチ陣が熱心にやってくれました。自分はマークを外して狙い通りだった」とニンマリ。セットプレーでゴールを決めると、もちろん得点したチームは意気上がります。反対に失点したチームには重くのしかかる。この試合、小林にとってもとてもインパクトのある一撃になりました。

 さて、19日には「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019」で、川崎は今季欧州リーグで6季ぶり2度目の王者となったチェルシー(イングランド)と対戦します(横浜・日産ス)。チケットは全席完売。百戦錬磨のチェルシーのDF陣を振り切ることができるか。小林におおいに期待して注目しましょう。(元J1横浜監督・水沼貴史)

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