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【西本忠成 トラとら虎】緊急参戦で決勝弾! 虎の新助っ人ソラーテは貧打のカンフル剤となるか

 阪神の新外国人ヤンハービス・ソラーテ内野手(32)が26日の巨人戦に緊急参戦。「2番・遊撃」で先発すると、同点の7回に来日初本塁打の2ランが飛び出し、デビュー戦を決勝弾で飾った。

 入団会見からわずか4日。首脳陣が当初の予定を早め新助っ人を急きょ呼び寄せた背景には、深刻な貧打がある。後半戦に入っても得点力不足は解消できず、前日まで2勝5敗1分け。そのうち4敗まで2得点以下で、打開策を迫られていた。

 特に頭痛の種は、猫の目起用を余儀なくされる遊撃。前半戦のレギュラーだったルーキー木浪が打撃不振に陥り、最近は北條、鳥谷、植田を相手投手との兼ね合いで使い分けている。しかし3人とも期待に反し、レギュラー不在の遊撃強化が差し迫った課題だった。

 ソラーテはスイッチヒッターのうえ、どこでも守れるユーティリティープレーヤー。この日も8回からは二塁を守った。

 24日の2軍練習試合で「3番・遊撃」でテストしたところ無難にこなせることが分かった。矢野監督はその時点では「まだ体調も万全ではないし、いつ1軍に呼ぶかは分からない」と慎重に構えていたが、あまりの貧打に背に腹は代えられなくなったのが真相だ。

 メジャー歴6年、通算75本塁打。昨年まで4年連続2ケタ本塁打をマークしている中距離ヒッター。今季はサンフランシスコ・ジャイアンツで開幕を迎えたが、途中でマーリンズ傘下の3Aに移籍。日本行きを決断するきっかけになった。

 練習試合を見た球団OBは「パワーは感じないが、ツボにくれば一発もある。バットをしっかり振り切れるから楽しみ」と期待。危機的状況の貧打線に喝を入れるか。(スポーツライター・西本忠成)

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