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気配りが裏目に!? 阪神・矢野監督、深まる孤独…周りに相談するのもはばかられ

 阪神は13日、中日相手に延長12回0-0のドロー。8安打しながら12残塁、3併殺と拙攻が目立ち、投手陣の踏ん張りに応えられなかった。

 矢野燿大監督(50)は試合後、チグハグな攻めを「チームとしての責任であり、俺の責任もあるだろう」と陳謝。

 中日との今季対戦成績は6勝12敗1分(残り6試合)となり、負ければ負け越しが決まる中、ギリギリで踏みとどまった格好だが、矢野監督は「どうチームを前に向けていくかが大事。投手陣に負担はかけられないし、点を取らないと。ここまで戦ってきての課題が出ている」と改めて指摘した。

 同日現在、チーム397得点はリーグ最下位で、同1位の巨人には116点もの大差をつけられており、得点力不足は深刻。特に中日には12日の同カードの2回から20イニング連続ゼロ行進で、球団OBの“レジェンド左腕”江夏豊氏(71)が「監督も悩みが尽きないだろうね」とおもんばかるほどだ。

 シーズン終盤に差し掛かかり、クライマックスシリーズ(CS)進出がかすみ始めている状況に、指揮官は相当頭を悩ませているが、問題はそれを1人で抱え込み始めていること。

 チーム関係者は「もともと捕手出身らしく周りに対して気配り、目配りができる矢野監督だけに、いま自分が周りから気を使われていることを痛いほど感じている。結果が出ていればまだいいが、このていたらく。周りに相談するのもはばかられて、しんどい思いをしながら日々戦っているようだ」と指摘する。

 一向に火がつかない打線に悩まされ、就任1年目の虎将の孤独な戦いが続く。(山戸英州)

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