記事詳細

【清水満 SPORTS BAR】渋野日向子の偉業と“ダイヤモンド世代”のプロ1期生 (1/2ページ)

 ゴルフの「全英女子オープン」を渋野日向子(20)が制した。1977年に「全米女子プロ選手権」を勝った樋口久子さん(現日本女子プロゴルフ協会顧問)以来、42年ぶりのメジャー勝利。歴史的快挙である。

 樋口さんは、日本プロゴルフ協会に女子部が発足した67年の第1期生。「第1回日本女子プロゴルフ選手権」(68年)で優勝するなど国内外合わせて72回の優勝を誇る“レジェンド”である。

 選手としての実績だけでなく、協会幹部として現在の女子ツアー隆盛の基盤も作った。会長時代(96-2011年)の改革は画期的だった。

 「将来のために底辺拡大を」とアマチュア選手の出場制限をなくした。既存プロの出場枠が減少するだけに反対意見も多かったが、改革のおかげで高校生スターの宮里藍らが生まれ、藍ちゃんらを見て育った渋野、勝みなみら“黄金世代”へとつながった。“未来予想図”は的中したのである。

 先週、都内でパーティーがあった。今年ゴルフ殿堂入りを果たした小林法子プロの『殿堂入りを祝う会』である。その席で樋口さんが言った。

 「いろいろ改革をやってきましたが、法子さんがいたからこそ、改革をできたと思っている」

 樋口さんと同じプロ1期生の小林さん。日本女子オープン(73年)などツアー9勝の実績もさることながら、協会改革に乗り出した樋口時代に“参謀”として動いた。

関連ニュース