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【清水秀彦 そういうことだろ~】久保建英、三好康児…このままじゃJリーグは欧州の育成機関になっちまうぜ

 --今夏は日本代表MF久保建英(18)=レアルマドリード=を筆頭に、20日にロイヤル・アントワープ(ベルギー)への期限付き移籍が発表された川崎MF三好康児(22)に至るまで、若手Jリーガーが続々と欧州に移籍した

 清水「サッカー界には野球界みたいなFA資格とかがないからね。プロである以上、高い給料をもらい、求められている所へ行くのは当然さ。久保だってJ1横浜時代は1000万、2000万円だったであろう年俸が、レアルでは1億円以上だからね。だけど…」

 --だけど?

 「このままじゃJリーグは事実上、欧州の育成機関になっちまうぜ…。それはヤバイよね」

 --移籍金などが安すぎる

 「たとえばJクラブの主力級がオランダやベルギーのリーグに行けば、年俸3000万-5000万円を確実にもらえるからね。五輪やW杯予選も始まるし、選手にとっては自分のキャリアを上げるチャンスでもあるから、移籍しますとなるのも無理はない」

 --日本人選手が数多く在籍しているベルギーのシントトロイデンは、2017年11月に日本のECサイト「DMMグループ」(本社・東京)が経営権を取得した

 「欧州のクラブは今までアフリカや中東の若い選手を“青田買い”してきた。安く買って、それを他のビッグクラブに高く売って大きくなってきた。仕入れ先が日本に変わったのさ。しっかり育成されている上に技術もあり、そして安い値段で獲得できる。日本人選手を欲しがるのは当然の流れだね」

 --Jクラブは黙って見ているしかない?

 「とんでもない。この選手はウチの看板になる、いや、する! と思う選手がいたら、5年とか10年の大型契約を結べばいい。移籍金も上がればいいんです」

 --Jリーグはこのままでは、ベテランしか残らない“年金リーグ”になりかねない

 「だろ~!? スタートしてからもう25年以上たつんだから、何かインパクトあるリニューアルが必要だよね。手塩にかけて育てた選手がこれからって時にいなくなる。そうではなくて、誰もが残りたくなるようなリーグにならないとね」(元J1仙台監督・清水秀彦)=聞き手・久保武司

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