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【西本忠成 トラとら虎】阪神、CS突破への最善の手は…とことんつぎ込む継投策!

 2年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)に進出した阪神の勝負手は、救援投手を総動員する鉄壁の継投策。先発投手がピンチに立つと、前半からでも救援投手をつぎ込み失点を未然に防ぐ戦法だ。首脳陣はこの一戦必勝の戦術に、公式戦終盤の逆転CSで自信を深めた。

 顔ぶれは右のドリス、ジョンソン、藤川に左のガルシア、島本、岩崎、能見。12球団唯一の救援防御率2点台を誇る。矢野監督は「一番勝つ確率が高い最善の方法」と、CSでも救援陣を惜しげもなくつぎ込むことを明言。下克上の野望に燃える。

 球団OBは「阪神の強みは“先手を取られると危ない”と敵に意識させられるところ。後手に回れば打線に焦りが出てくる。それだけ阪神は戦う前から優位に立つ」と分析する。質量とも豊富な救援陣のノルマは1人1イニング無失点だ。

 当然、ファーストステージの相手DeNAもファイナルステージ相手の巨人も、阪神の作戦は読んでいる。両軍にすれば封じ手は素早く先制点を奪い、強固な救援陣の出番をなくすことだ。

 先のOBは「救援陣を生かすも殺すも打線次第。バント、エンドラン、バスター、足技など小技を駆使し、先行逃げ切りの展開に持ち込めるかが最大のポイント」と5年ぶりの日本シリーズ進出に期待を寄せる。(スポーツライター・西本忠成)

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