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ソフトバンク、西武に連勝も“傷だらけ” 高谷は流血、投手陣は疲労困憊

 ソフトバンクは西武とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第2戦(10日=メットライフドーム)で8-6で逃げ切り、2連勝で2勝1敗(西武のアドバンテージ1勝含む)としたが、内情は危うい“傷だらけの進撃”だ。

 「1つ勝つのは本当にしんどいな…。両チーム総力戦だからね。投手陣も野手陣も相当疲れている。でも、乗り越えるしかない」

 こう熱弁を振るったのはソフトバンク・王貞治球団会長(79)。

 4回の攻撃で7-0と一方的な展開としながら後半は防戦一方。4回の守備では高谷裕亮捕手(37)がファウルフライを追いかけて西武側ベンチ横に設置されている棚に激突し流血。そのまま甲斐拓也捕手(26)に交代すると、流れが変わった。5回に3点を返されるなど西武の小刻みな反撃にじわじわと追い詰められた。

 楽天とのCSファーストステージから全5試合に登板の甲斐野央(22)、リバン・モイネロ(23)両投手はともに失点。確実に疲れがみえる。守護神の森唯斗投手(27)は2点差に詰め寄られた8回2死一塁から登板。今季レギュラーシーズンでは1度だけの回またぎ。9回は先頭打者にストレートの四球を与えるなど、万全とは言い難い内容だった。

 甲斐野は「疲れはみんな同じですから。体調は問題ない。トレーナーさんのケアで問題ないように、マウンドに上げさせてもらっている」と強調。森も「8回はよかったが、9回の先頭を歩かせたところですね。無失点で終われたというだけ」と反省しきり。

 工藤公康監督(56)は「リリーフ陣は本当によく投げてくれましたね。森は僕でも震えるような状況で見事に抑えてくれた」と頭を垂れた。リリーフ陣の崩壊が先か、それとも2年連続の“下克上”日本シリーズ進出が先か。(片岡将)

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