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南ア出身3選手、日本代表を選んだそれぞれの事情 松島「強い国を倒したい」 ラグビーW杯 (1/3ページ)

 ラグビーW杯でアジア勢初のベスト8入りを果たした日本代表(世界ランキング7位)。8強のうち日本以外の7カ国は、世界的に伝統的なラグビー強豪国と認められた「ティア1(tier1=10カ国)」に属している。ここから先はまさに奇跡への挑戦なのだ。まず20日の準々決勝(東京・味の素スタジアム)で対戦する南アフリカ(同5位)は、4年前の前回W杯で大金星を挙げた相手だが、今回も優勝候補でその壁は厚い。特に熱い思いを抱いて戦うのが、松島幸太朗(26)=サントリー=ら南ア出身の3選手だ。(スポーツジャーナリスト・柏英樹)

 「怖いくらい強い。それも一戦一戦自信をつけ、いまはどんな相手にも対応できる」

 リーチ・マイケル主将(31)=東芝=は勢いに乗る日本の現状をこう表現した。

 4年前のW杯イングランド大会で南アに勝つ大金星を挙げたことをきっかけに、日本ラグビーはすべてが変わった。

 まず世界の目が注がれるようになって、これまでティア1【注】とのテストマッチなど10年に1回できればよかったのに、試合のオファーが続々と舞い込んだ。ニュージーランド(NZ)、豪州、イングランド、フランス…ほとんどが負けだったが、以前のようなどうしようもない大敗はなく、一昨年11月には過去に勝ったことも、引き分けたことさえなかったフランスと敵地でドロー(23-23)。昨年11月には味スタで世界最強NZと対戦し、10トライを奪われたものの5トライを取り返してみせた(31-69)。

 強くなった日本に、外国人選手もやって来るようになった。代表のうち南アからやってきた3選手がそうだ。

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