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【神谷光男 スポーツ随想】大相撲、立呼出し拓郎の処分に疑問 “観客席に座って食事をしていた若い行司の頭をたたく”これが暴力なのか…? (1/2ページ)

 大相撲の呼出しのトップ、立呼出しの拓郎が後輩の呼出しに暴力を振るった。そんな新聞の見出しにまずびっくりし、読んでみたら「これが暴力?」と2度びっくりした。

 今月8日、新潟県糸魚川市での秋巡業で序二段格の若い呼出しAが観客席のイスに座って食事をしていた。それを見つけた拓郎は「なんでこんなところで食事してるんだ」と注意し、げんこつで頭をたたいた。

 その後、近くにいた幕下格呼出しBに対し「兄弟子が見ていて、なぜ注意しないのか。しっかり見てやらんか」と背中をたたいたという。2人にけがなどはない。

 まあ、暴力といえば暴力かもしれないが、レストランでコックが「自分は休憩時間だから」と、営業中なのにあいている客席で白衣のまま弁当を食べているようなもの。

 新聞で読む限り後輩を指導、監督する立場の拓郎が怒るのはもっともで、Aは常識がなさすぎるのではないか。Bも大先輩に背中を叩かれたぐらいで「暴力だ」と協会に訴えたというのも一般には理解しにくい。

 確かに相撲協会は元横綱日馬富士の暴行問題後、「暴力決別宣言」を発表し暴力には厳しい態度で臨んでいる。付け人への暴力で十両の貴ノ富士が自主引退に追い込まれたばかりだ。

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