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スポーツクライミング代表選考で日本がCASに提訴! 五輪マラソンに続き“変更は聞いてないよ~”

 東京五輪で初めて実施されるスポーツクライミングの代表選考基準を巡り、混乱が生じている。日本山岳・スポーツクライミング協会は1日、都内で記者会見を開き、国際連盟が当初定めた基準の解釈を「大きく変更した」と主張した。

 日本協会は既に、8月の世界選手権の複合で日本勢最上位だった男子優勝の楢崎智亜と女子2位の野口啓代(ともにTEAM au)を五輪代表に決定済み。

 国際連盟は当初、世界選手権など三つの国際大会で上位に入れば、1カ国・地域から3人以上が五輪代表の参加資格を獲得できると説明。日本協会はこれに基づいて有資格者の中から選出する基準にしたが、10月に入り最大2人までに変更してきたという。

 日本協会の選考基準では現在、男女の2人目の代表は決まっていないが、国際連盟の新しい解釈に従えば、世界選手権の複合で日本勢2番手に入った男子の原田海(日新火災)と女子の野中生萌(XFLAG)が決まることになる。日本協会は新解釈の取り消しなどを求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ提訴。合田雄治郎常務理事は「選手の五輪への道が断たれることを見過ごすわけにはいかない」と語った。3大会の一つの五輪予選(28日開幕=フランス)に予定通り選手を派遣するが、上位に入っても参加資格が得られるかどうかは不透明だ。

 東京五輪はマラソンと競歩の開催地がIOCの方針で突然札幌に変更され、日本中を巻き込み大騒ぎになったばかり。本番前にまだ何か、こんなことが起きるのだろうか。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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