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FA市場の目玉! ナショナルズ・ストラスバーグ投手に疑問の声

 今季のワールドシリーズで2勝を挙げMVP(最優秀選手)に選出されたナショナルズの右腕、スティーブン・ストラスバーグ投手(31)。ワイルドカードから這い上がったチームを奇跡の世界一に押し上げた立役者として株が急浮上だが…。

 今オフ、4年1億ドル(約109億円)も残されていた契約を蹴ってFAを選択した(2015年に7年2億1700万ドルで契約)。米メディアはFA選手のベスト3と評価し、「年俸3000万ドル(32億7000万円)あるいは3400万ドル(37億円)も可能」としているが、元メッツのGMでMLBネットワークラジオの解説者、スティーブ・フィリップス氏は、これに懐疑的な意見を吐いた。

 「問題は過去の故障歴だ。選手に年俸3000万ドルクラスの金を払う場合、私は必ず達成できると予想できる数字を重視してきた。ストラスバーグはルーキーだった2010年にトミー・ジョン手術を受け、その後の8年で年間30試合以上先発したのはわずか3回だ。たまたま今季は33試合に先発して18勝(6敗)を挙げ、投球回数も200イニングを超えたが、オーバーワークで来季に影響を与えるかもしれない」

 ここ数年、メジャーでは30歳を過ぎた選手には厳しい目が向けられ、長期で大型の契約は見送られるケースが相次いでいる。ストラスバーグも今年がピークで来年以降は下降線という見方もある。

 思い出されるのは、元ヤンキースの松井秀喜氏(45)。35歳だった2009年のワールドシリーズでDHで活躍。MVPに輝きながら、年齢や守備などからヤンキースと契約を更新することができなかった。

 ワールドシリーズMVPがベテラン選手の終着駅というわけではないだろうが…。