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【江尻良文の快説・怪説】順風満帆の稲葉ジャパンに落とし穴!? “重圧”経験せず東京五輪へ… (1/2ページ)

 プレミア12で16日の韓国戦に勝てば、決勝進出が決まる侍ジャパン。順風満帆だが、仮にこのまま優勝しても、来年の東京五輪には落とし穴が待ち受けている。

 「プレミア12で優勝し、来年の東京五輪に弾みをつけたい」。こう宣言していた稲葉監督にとって、目下思惑通りの展開といえる。

 だが、ファンは正直だ。来年の東京五輪には地元開催枠で、プレミア12の結果に関係なく出場が決まっている。ファンからすれば、プレミア12はオープン戦のようなもので、熱狂できず、冷めている。

 3対4で敗れた12日の米国戦(東京ドーム)は2万7827人の不入り。強化試合を除いた2015年以降の国際試合では初めての3万人台割れだった。

 そして、なまじ東京五輪出場が決まっているため、選手たちは本当の意味でのプレッシャーを経験できない。これが問題になってくる。

 「負けたら東京五輪に出場できない」というような、重大なプレッシャーを知らずに本番に臨むのでは、不安一杯だ。

 というのも、2004年アテネ五輪の野球日本代表監督を務めた長嶋茂雄氏(巨人終身名誉監督)から、札幌ドームで行われたアジア予選での生々しい体験談を聞かされているからだ。

 「金メダル獲得しかない」と高らかに言い切った、当時の長嶋監督は「アジア予選はトップ通過しかない」とも宣言して臨んだ。

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