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【江尻良文の快説・怪説】ダルビッシュの正論!「日本も年俸を正確に出せ」 メジャー流のススメ…ファンの意向とも一致

 カブスのダルビッシュ有投手(33)が自身のツイッターで、「推定年俸の闇。もうMLBみたいに正確に出せよ」と、日本プロ野球界での年俸公開を提言。まさに正論だ。

 日米を問わず、プロ野球選手にとって高年俸は最高の勲章だ。それなのに日本球界では「推定年俸の闇」が続いている。労組・日本プロ野球選手会の言い分はこうだ。

 「高額所得者の長者番付も、プライバシーの問題で公表しなくなった。選手たちの多くが公開を嫌がっている以上、できない」

 来季もマリナーズの球団会長特別補佐を務めるイチロー氏はオリックス時代、1年後に前年の年俸が判明する珍事を繰り返した。推定年俸は選手本人と担当記者との問答ではじき出される。

 「何%アップ?」との記者の問いかけに、イチローが答える。「アレッ? 計算が合わないじゃない?」という記者の疑問に対し、イチローは平然とこう答える。「そもそも皆さんが書いた昨年の推定年俸が間違っているんですよ。元がもっと高かったんです」

 報道陣に正直に申告する選手もいるが、少数派だ。「アイツがあんなにもらっているのに、なんでオレがこれだけなんだ」といった不平不満が渦巻くと、球団も選手もやりにくいからだろう。

 しかし、そのあたりは球団が公明正大な査定をしていれば、問題ないはず。世論は支持してくれるだろう。プロの世界では年俸が各選手のステータスになる。アマ球界の選手たちも「プロに入って自分もあれくらい稼ぎたい」と夢見る。

 ダルビッシュがメジャー流の年俸公開を日本球界に突きつけたのは、ファンの意向と一致しているとみていいだろう。(江尻良文)

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