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【西本忠成 トラとら虎】ストーブリーグ、静かな阪神…「現有戦力底上げ」だけで大丈夫か!?

 阪神のストーブリーグが例年になく静かだ。ドラフト以外で獲得したのは、ソフトバンクから無償トレードの中田賢一投手(37)だけ。楽天・美馬投手、ソフトバンク・福田外野手が目玉のFA補強には最初から参戦していない。

 球団幹部は「最大のテーマは現有戦力の底上げ。投の青柳、高橋遥、望月、打の大山、高山、木浪らが飛躍すればこれ以上の補強はない。秋季キャンプに山本昌氏を臨時投手コーチとして招いたのもその一環」と強調する。

 一部スポーツ紙が報じた前パドレス・牧田和久投手(35)については調査したことは認めたが、進展は見られない。牧田が唯一、2ケタ勝利を挙げたのは7年も前。獲得にそれほど乗り気ではないようだ。

 球団OBは「現有戦力の底上げという姿勢は買えるが、若手が中心選手になれる保証はない。アテにするのは危険」と警告。一例として長年低迷が続く藤浪を挙げ、「強力な投打の助っ人を補強しない限り、来季も優勝は難しい」と断言する。

 確かに、引退したメッセンジャジャーに代わる先発要員と、4番不在の打線を救う長距離砲は不可欠。球団幹部は「本格的な人選と入団交渉はこれから」と、こちらの補強には前向きだが、阪神は伝統的に助っ人獲得が下手。“冬眠”のオフに終わらなければいいが…。(スポーツライター・西本忠成)

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