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事実上バレンティンとのトレード!? ヤクルト、ソフトバンクから“左の千賀”獲得

 ヤクルトは22日、ソフトバンクの育成選手の長谷川宙輝(ひろき)投手(21)を支配下選手として獲得したと発表した。

 今季ウエスタン・リーグで9試合に登板し1勝2敗、防御率6・04。伊東昭光編成部長は「1軍で投げられる左が少ない。寺島(2017年ドラフト1位左腕)と同じ大学4年になる年。すぐに10勝、60試合登板とか考えなくていい。2、3年後に花を咲かせてくれれば」と期待した。

 育成選手は3年で自動的に自由契約となるルールがあり、ソフトバンクは再契約を打診したが、ヤクルトが獲得。伊東部長は「球が速くて強い。左の千賀みたいで潜在能力が高い。フェニックスリーグで2試合対戦し、真っすぐだけで完璧に抑えられて『こういう投手が千賀みたいになるんだろうな』と話していた」と恐ろしく評価が高い。

 ヤクルトはソフトバンクからの移籍組が多く、今季は五十嵐が10年ぶりに復帰し45試合で5勝。寺原は1年で引退したものの2勝。昨年加入した山田大が今季5勝。2014年のシーズン途中にトレードで移籍し今季は足のケガで0勝に終わった山中もいて、「まるでソフトバンクの2軍」と揶揄されるほどだ。

 東京・聖徳学園高出身の長谷川宙は、小、中学生時代にはヤクルトのファンクラブに入っていたという。「支配下でやるのが僕の第一の目標。ホークスで支配下になることが一番の目標だったけど…」と心境を口にしたが、憧れのチームでプレーすることになる。

 ソフトバンクはヤクルトのバレンティン獲得が決定的。この日、バレ砲は自身のツイッターに「どこに行ってもいつもすべてのファンを愛しているし、皆さんが私を応援し続けてくれることも知っています」と投稿した。まるでヤクルトファンに向けた別れのあいさつのようだが、代わりに大化けの可能性を秘めた長谷川宙を獲得できたとすれば、悪い話ではない。(塚沢健太郎)

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