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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】神戸・FW古橋亨梧 いい“先生”でうまくなる!

 今月の森保ジャパンはショックな負け方でしたね。特にA代表のキリンチャレンジ杯・ベネズエラ戦。前半だけで4失点は驚きでした。

 でも、敗戦からの発見はちゃんとありました。この試合で代表初招集、初出場のFW古橋亨梧(24)=神戸=はなかなかおもしろい選手です。

 昨年の7月までJ2にいたんですよ、この選手は。たたき上げで日本代表まで一気に駆け上がってきました。17年に中大からJ2・岐阜入り。昨季7月末までに11ゴールの活躍に目をつけた、J1・神戸が8月に完全移籍で獲得しました。

 彼のよさはスピード。加えてゴールを奪う技術が急速にレベルアップしています。神戸といえば、あのイニエスタがいますよね。今季はいろいろ細かく教えてもらっていますね、きっと。チームでは走り込めば、イニエスタから『ここに出すから走ってごらん』という通りのパスがくる。あとは精度の高いシュートをするだけです。いい先生につけばうまくなるのは当たり前。のびしろ満載のプレーヤーですね。

 代表デビューの流れを見ても、彼は“持って”ますよ。試合前は誰も予想できなかった、前半いきなりの4失点。これで後半の頭から、FW鈴木(札幌)と交代で投入されたわけですから。「がむしゃらに暴れてこい」と送り出されたに違いないです。神戸でイニエスタの薫陶を受け、代表でもレベルの高いパスを受けられた。これはとても大きい経験でしたね。

 国内組中心で挑む来月の東アジアE-1選手権(韓国)で、代表初ゴールが十分期待できる代表ルーキーです。(元J1横浜監督・水沼貴史)