【山本幸路 ドーパミンゴルフ】スイングの基本 ボールが上がって適正な番手距離が出ない人は? (1/2ページ) 山本幸路 ドーパミンゴルフ
私のところへ来る方々に、この手の悩みのアマチュアの方は多くいらっしゃいます。
ドライバーのスライスを自己流で直そうと一生懸命に練習した結果、アイアンが打てなくなるといったパターンです。できないことを自分で解決しようとすることは悪くはありませんが、できる限り先人、先輩の知恵や先生の指導を受けるようにしましょう。
スポーツは病と同じで、早い段階で治療を行い、アドバイスを受けたら正常な状態に早く戻れますが、間違った自身の判断や知識で道を進むと、帰ってこれないほど遠くまで行ってしまいます。取り戻すまでに今までの努力を無にするだけではなく、これまでの倍の時間と費用を要してしまう結果になってしまいます。
間違っていると感じたときに、客観的に自分の動きを確認したり、時にはプロなどにアドバイスをもらってください。
芯で捉えているのに、ボールが上がって番手通りの距離が出なくなっている人は、専門用語で「キャスティング」という状態になっています。早くヘッドを走らせようと思うあまりにダウンスイングで右手首の角度を解いてしまい、正常なハンドファースト(写真〔1〕)より、ロフト角が開いて当たるハンドレートなインパクト(同〔2〕)になってしまっているのです。
この動きはティーアップしているドライバーを打つだけなら良いのかもしれませんが、アイアン(特にショートアイアン)を打つには致命的な悪い動きになります。