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【西本忠成 トラとら虎】阪神「4番ボーア」に“下手な鉄砲も数撃てば…”の期待

 阪神は外国人補強に血眼になっている。

 既に前マーリンズ3Aのジョー・ガンケル投手(27)、前ソフトバンクのロベルト・スアレス投手(28)、前エンゼルスのジャスティン・ボーア内野手(31)、前韓国キウムのジェリー・サンズ外野手(32)を獲得したが、これで満足していない。前インディアンス3Aのジョン・エドワーズ投手(31)の入団も「間近」と球団幹部は明かしている。

 新外国人5人を同時に獲得するのが球団史上初なら、残留のガルシア、呂彦青両投手とマルテ内野手を加えた助っ人8人体制も球団史上最多。人海戦術の背景には複雑なチーム事情がある。

 「まず、ドラフトで即戦力を補強しなかったのが疑問。その上、メッセンジャーの引退、中継ぎエースのジョンソン退団と誤算が重なった。打線も大山の伸び悩みで4番不在。多くの不安材料が外国人依存に走らせた」と球団関係者は見る。

 それだけではない。国際スカウトに眼力があれば少数精鋭で事足りるが、打者に関しては節穴。近年もキャンベル、ロジャース、ロサリオ、ナバーロ、ソラーテと不良助っ人のオンパレードで、とうとう3人の野手を抱えることになった。

 来季はメジャー通算92発のボーアに4番を託すが、まだ誰もOKとは見ていない。マルテとサンズはいわば保険。過去が過去だけに、首脳陣は半信半疑でボーアのキャンプインを待つことになる。投のガンケルは先発、スアレスとエドワーズには中継ぎの期待がかかるが、果たしてどうか。下手な鉄砲も数撃てば当たる可能性はある。(スポーツライター・西本忠成)

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