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相撲協会、インフル問題認めるも…春日野巡業部長への処分なし 芝田山広報部長「相撲を取らせてしまったことは間違い」 (2/2ページ)

 九州を中心に1日から始まった冬巡業では、インフルエンザで少なくとも関取衆8人以上が休場。そんな状況で、感染力士を取組に出場させた管理責任を、真っ先に問われるべきは巡業部トップの春日野部長だろう。

 ところが、春日野部長は「自分の言うことは広報部に話した」と答えるのみ。芝田山部長は「取組、土俵入りの人数が少なくなる中で、巡業部長もいろいろ苦心していたと思います」と擁護し、処分は下されなかった。

 また、巡業は力士と観客が接する機会も多く、会場が狭いため感染拡大のリスクも大きいが、そこまで気が回らなかったのか、来場者に対するお詫びは一切なかった。

 2016年初場所では、安美錦(現安治川親方)がインフルエンザで6日目から休場も、2日休んだだけで8日目から再出場した例がある。職場や学校ではインフル感染者は、本人の意思にかかわらず発症から5日程度の強制隔離が当然のルール。2日で出てくることなど考えられないが、角界では特に問題視されることもなかった。

 客商売でもある相撲協会全体が、いかにインフルエンザに対する認識が甘いかが、今回の件で改めて露呈した形だ。監督官庁でもある文部科学省が、徹底的に指導に乗り出すべきだろう。

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