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【江尻良文の快説・怪説】“第二の松中”になるな! 球団史上最長タイ7年契約…ソフトバンク・柳田、王会長への恩返し (1/2ページ)

 クリスマスの25日、ソフトバンク・柳田悠岐外野手(31)が来季までの3年契約を改め、松中信彦と並ぶ球団史上最長タイの7年契約を結んだ。来季のノルマは令和初の三冠王獲得だ。

 前身ダイエー時代の松中が2004年に・358、44本塁打、120打点で三冠王になって以来、栄光の三冠王は出ていない。来季16年ぶりの三冠王になってこそ、松中に並ぶ球団最長タイの長期契約の価値がある。

 「三冠王に一番近い打者」と言われて久しいが、今季は左膝裏の腱断裂で4カ月離脱。三盗を試みた際の負傷で公傷扱いになり、現状維持の5億7000万円プラス出来高でサインした。18年からの3年契約は来季限りだったが、改めての7年契約。来季から4年間は出来高分が翌年の年俸に加算され、減俸されることがない。その後の3年間は23年シーズン終了後に再び契約を見直す。

 猫も杓子もメジャー移籍を口にするご時世に、生涯ホークスの道を選択したのだ。「今年ケガで貢献していない選手に、そういう(7年)契約を提示してくれた。感謝しかない。これも運命かなと思い、決めました」。契約満了後の現役引退も示唆したが、それまでは恩師の王貞治球団会長を究極の目標としてプレーしなければならない。

 入団時の宮崎キャンプで柳田を見た王会長は一目ぼれ。こう手放しで絶賛した。「江尻君、とんでもない選手が入ってきたぞ。バットを持てばスタンドにポンポン入れるし、守りにつけばイチロー並みのレーザービームだ」。以来、マンツーマンで熱血指導。「試合で100%の力でバットを振ろうとしたら、柳田のように練習では150%、200%の力で振らないとダメだ」と。

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