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原巨人に“大穴”2つ 山口俊が抜けた「先発」と主砲級が入るべき「一塁」 今季日本一を逃せば球団「ワースト」 (2/3ページ)

 選手の権利であるFAと違って、球団側に決定権があるポスティング。今村球団社長は「2016年に山口選手とFA交渉する際、時期を確定しない形でポスティングの権利を認めた」と経緯を説明したが、その交渉の当事者らはすでに退団しており、現フロントが泥をかぶった格好だ。

 ただ、当時の事情を知るフロント関係者は「山口を是が非でも獲るためポスティング条項を盛り込んだが、もちろん上にはお伺いを立てている。当時は誰もが『まさか実際に申請はないだろう』という雰囲気だった」と明かす。つまり山口の流出については、親会社側が原監督に対して弱みを抱えていることになる。

 もちろんそれがV逸の免罪符にはならないが、山口の穴を埋めるのは至難の業だ。菅野が沢村賞級のエースに復活しただけでは足りない。新人投手にも即戦力はゼロ。岩隈の復活や新星の台頭はあてにできない。昨季韓国・SKで17勝の新助っ人右腕、サンチェスが今季年俸3億4000万円の破格契約に見合った成績を挙げることが最低条件になる。

 野手部門ではポジション別の得点力について、原監督が「他のチームと比べると、たとえばOPS(出塁率+長打率)では一塁、二塁、捕手の数字は決してほめられるもんじゃない」と指摘。

 二塁手争いは、4年目の吉川尚が初の長期離脱ゼロを実現できれば、解決する。だが指揮官にたびたび「職場放棄」と叱責されるほど、ケガに泣かされてきた“ガラスの名手”にとって、これはかなりの難題だ。

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