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山崎武司氏、野村克也さん悼む「唯一、胴上げしたいと思った監督だった」

 野村再生工場最大のヒット作といえる楽天時代の教え子、山崎武司氏(51)が「おやじ」と慕う野村克也さんを悼んだ。

 今朝、カツノリ(楽天・野村克則作戦コーチ)から電話をもらって、突然の訃報に驚いた。元気そうだったので、亡くなられるとは思っていませんでした。

 野村監督には感謝の思いしかない。中日から移籍したオリックスでは2年で戦力外になり、野球選手として1回死んだ僕を生き返らせてくれた。

 一緒に戦った4年間は、野球人生で一番濃かった。野球を楽しいなんて思ったことはなかったけど、27年間の現役生活で、あの4年間は毎日が楽しかった。

 一番に思い出すのは、楽天で2位になった2009年。すでに球団から退任を通達されていた監督が、クライマックスシリーズが始まる前のミーティングで、「もっと一緒に野球をやりたかった」と泣きながら部屋から出て行ったことだ。

 ソフトバンクとの第1ステージで2試合連続で本塁打を打って、監督に抱きついたときは本当にうれしかった。でも、もう1年監督をやりたいと言っていたので、つらくもあったね。

 僕はこういう性格だから、「監督を男にしたい」なんて思ったことがなかった。自分のため、家族のために野球をやっていた。でも野村のおやじだけは違った。唯一、「胴上げしたい」と思った監督だった。悲しいけど、サッチー(沙知代夫人)のところに行けたからよかった。そう思うしかありません。

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