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【江尻良文の快説・怪説】野村克也氏“ヒマワリ”ONとの深い絆… ヤクルト・野村vs巨人・長嶋の遺恨戦はファンへのアピール戦術だった (3/3ページ)

 2009年、就任4年目で2位になったのに楽天の監督を解任され、不平不満爆発の野村節。その口封じのため、楽天が「名誉監督」をオファーしたが、「なんで名誉監督に期限がつくのだ。長嶋は巨人の終身名誉監督じゃないか」。ここでも長嶋氏絡みの因縁話だ。

 実は、その1年前の08年、ソフトバンク・王監督の勇退試合にも野村監督が登場する。

 楽天との最終戦、「負けた方が最下位」という因縁試合で野村楽天が勝利。王監督は監督人生の最後に2度目の最下位になり、ユニホームを脱いでいる。(江尻良文)

■長嶋茂雄氏「また大切な野球人を…」

 3週間前に行われた「金田さんのお別れの会」で顔を合わせたばかり。久しぶりに2人で2、3分間ぐらい会話しただろうか。そのときのノムさんの言葉が忘れられない。「おい、頑張ってるか。オレはまだ生きてるぞ。まだまだ頑張るぞ」。だから私も「お互い頑張ろう」と話したばかりだった。また大切な野球人を失ってしまった。しかし、ノムさんが残した偉大な功績と野球への底知れぬ愛は、これからも永遠に生き続けるはずだ。今後は天国からしっかりと、野球界を見守ってほしい。

■王貞治氏「金田さんと昔話を…」

 同じ時代を悪戦苦闘して戦い抜いた戦友が亡くなってしまうのは残念。互いに理解して認め合って、尊敬もしていた。ホームラン数で野村さんの記録に追い付いていったときは、野村さんもすごい抵抗して、意地を見せていたなと思う。体の感覚だけでなく頭脳を使った野球をやったから、選手としても監督としても成功した。今の時代に十分受け継がれて、野村イズムはこれからも生きていくと思う。残念だけど、金田さんと昔話をしてほしいね。

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