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ありがとう野村克也さん 阪神・糸井「丹後の星」バトン引き継ぐ 「地元のスーパースターやし…ホンマに残念」

 野村さんが生まれ育った京都府京丹後市の隣町、与謝野町出身の阪神・糸井嘉男外野手(38)は「俺の地元のスーパースターやし、伝説の人。ホンマに残念やし寂しいよ…」と肩を落とした。

 昨年、スポーツ番組の取材で野村さんが甲子園球場に訪れた際、「頑張れよ!」と激励されたというが、最も親しくしていたのは野村さんが楽天監督時代の2006-09年。きっかけは、母方の祖父が京都府立峰山高の体育教師で、当時の在校生だった野村さんと接していたのが縁だった。

 「うちの爺ちゃん、高校では生徒指導担当をしていたんやけど、野村さんいわく『ちゃんとやらなかったら野球部を廃部にするぞって、よう言われて嫌だったわ~』とボヤかれた」。それでも同郷の大先輩には「必ず挨拶に行ったし、よく気にかけてもらった」と振り返った。

 昨年11月、左足首の「関節鏡視下クリーニング術及び靭帯補強術」を受け、ランニング再開2日後に地元の宮津市民球場に凱旋。野球教室を開き、故郷に錦を飾った。

 地元の有力支援者からは「ここの有名人は野村さんと糸井君の2人だけ。大人の世代は野村さんのことを知っているけど、参加した子供たちはやっぱり知らない。身近なヒーローとしてまだまだ頑張ってほしい」と激励された。過疎化が進む丹後の街の希望の星だった野村さん亡き後、そのバトンを引き継いで夢を与えるのが“虎の超人”の使命だ。(山戸英州)

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