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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】2020年J1開幕! G大阪・遠藤保仁、最多出場記録(631試合)タイへ モチベーションがケガを防ぐ

 何事もやる気にさせる“気の持ち方”は大切ですよね。サッカーでもよく使う「モチベーション」ってやつです。21日から開幕するサッカーJ1で、その象徴的存在はG大阪のMF遠藤保仁でしょう。ヤットの愛称で実力も知名度もある彼もついに40歳の大台。23日の横浜M戦(日産)に出場すれば、元名古屋の楢崎正剛が持つJ1最多出場記録の631試合に並びます。

 「サッカーをすると“頭が疲れる”」という言葉が口癖ですよね。次の次に何が起こるかを予測して出すパス、味方の動きも察知して自分のポジショニングを決める質の高さ。神戸のイニエスタ(35)や横浜FCの中村俊輔(41)ら、質の高い選手の対決は楽しみで、J1の見どころのひとつですよね。

 確かに遠藤は頭を使ってサッカーをしています。でも、それだけではありません。彼のポジションはボランチ。パスを出すだけが仕事ではないです。相手の攻撃陣とのマッチアップも重要なポイントになります。

 40歳まで国内トップクラスのクオリティーを維持しているのは、モチベーションとともに筋肉系の故障がないこと。横浜FCのMF三浦知良(53)もそうです。とても重要なことですよね。筋肉系や膝の故障がない選手が長持ちしています。

 大きなケガをしないためには、サッカーが好きでなければ続きません。サッカーの場合は気が緩むのを相手から削られたりして、それこそ大きなケガをしますからね。

 『彼がピッチにいれば“監督”はいらない』と言ったのは歴代外国人監督でもっと辛口で鳴らした日本代表のオシム元監督でした。今もそれは変わりません。

 そして遠藤が現役を続ける最も大きなモチベーションは、長男がG大阪のジュニアユースに所属していること。Jリーグでの親子共演です。今年のプレシーズンもいつものように淡々とプレーしている遠藤を見ていると、決して夢ではない気がします。(元J1横浜監督・水沼貴史)