記事詳細

【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】コロナ禍で試される Jクラブの「マネジメント力」

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて25日、Jリーグ全94試合の開催が延期になりました。公式戦を延期するという決断を、プロスポーツでいち早く決めたのは、見事な速攻でしたね。

 私、水沼は22、23日に開催された開幕節2試合を現場で見たのですが、神戸-横浜FCはコロナ対策で鳴り物応援は一切なし。イニエスタの見事なプレーに、今までのJリーグでは聞いたことのない、『うおぉぉ~』という地鳴りのようなため息がスタジアム全体に流れるなど、いつもと全く違う雰囲気でした。

 3月15日に公式戦が再開されるまでの間、各クラブのマネジメント能力が確実に試されます。

 例えばJ1札幌。春のキャンプは1月はタイ、2月は熊本で行い、千葉・柏での開幕戦を終えて北海道に戻る予定でした。しかし、地元で新型コロナウイルスが猛威を振るっていることから、3月11日まで熊本に残ることを決めたんです。

 こうしたマネジメントは、試合での実力とはまた別問題です。この期間を有意義につかってケガの選手を完璧に治す、スタートダッシュに失敗したクラブは仕切り直す、等々。再開したら、その成果がわかります。みなさん、そのときはぜひスタジアムで生観戦して、チェックをお願いしますね。ウイルスが早く収束することを願って!(元J1横浜監督・水沼貴史)