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【西本忠成 トラとら虎】阪神「新4番候補」ボーア、物議を醸す“巨体”

 阪神の新4番候補、ジャスティン・ボーア内野手(31)の巨体が物議を醸している。公称の体重122キロは昨年プレーしたエンゼルスのときと同じだが、攻守に体のキレを欠くため、球団関係者は適正なウエートか疑い始めた。

 疑心暗鬼の背景には、15日に終わったオープン戦の不振がある。8試合出場、20打数4安打1打点、打率・200。売り物の本塁打がゼロの上、安打は全部短打だった。

 「一番気になるのはスイングが一向に速くならないところ。体が重いのが一因ではないか。今のままでは真ん中から外の球には対応できても、内角の速球をさばくのは無理」と球団OBは見る。

 念のためメンバー表で12球団全選手の体重を調べてみた。やはりボーアが一番重く、2位は西武・メヒアの118キロ、3位オリックス・モヤの117キロと続く。相撲と同じで最重量は話題にこそなるものの、結果を出さなければ、いずれ問題視されるのはいうまでもない。

 首脳陣は元メジャーリーガーのプライドを考慮し、体重に関しては当分静観の構えだが、心配の種は他にもある。「日本は人工芝の球場が多く、ボーアには普通の選手以上にヒザに負担がかかる。故障につながる恐れは否定できない」

 ボーア自身は「調整は順調に進んでいる。打球も本塁打と紙一重まで飛び始めた」と強気だが、肝心の本番で一発量産を果たせなければ、球団から減量指令が出るかもしれない。(スポーツライター・西本忠成)

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