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日本サッカー協会・田嶋幸三会長が訴え 「各国会長から『アビガンがほしい』と懇願された。応援できることは必ずやる」 (1/2ページ)

 新型コロナウイルス感染から回復した、日本サッカー協会・田嶋幸三会長(62)から緊急メッセージだ。17日間に及ぶ入院生活中に肌で感じた、医療現場の厳しい現実を激白。さらに退院後に、各国協会の会長から「日本製の薬、アビガンがほしい」と切望されていることを明かした。

 「今思えば、最低最悪のコースだったと思います。でも欧米では、街中にたくさんの人があふれていました。UEFA総会は完全に3密(密集、密着、密閉)でした」

 2月28日に北アイルランド、オランダでUEFA(欧州サッカー連盟)総会、最後に米国ニューヨークへの出張を終え、3月8日に帰国。17日にコロナ陽性が判明した。

 入院中に強く感じたのは、医療従事者の奮闘ぶり。「みなさんは患者である私に『医療崩壊しそう』なんておくびにもださなかった」が、日に日に感染症治療に必要な医療品の不足を感じた。

 「『防護服が潤沢にないので外にも出られない。窓のない私の部屋にはなかなか来られない』とおっしゃっていた。部屋から出られたら、必ず着ていた防護服を捨てていました。スペインやイタリアの病院のニュース映像を見ましたが、通路に患者の方がいたり、医師たちが防護服やマスクを交換しないで治療を続けたり。あれでは院内感染すると思いました」

 入院中にパンデミック(世界的大流行)はさらに悪化。「退院してすぐでした。アジアの数カ国のサッカー協会の会長さんから、『アビガンを送ってくれ』と強く言われた。もちろん、僕がどうこうできるわけではありません。でも今回、自分がかかって薬のことをいろいろ勉強しました。特効薬がない中、唯一期待できる薬を送ることが国際貢献になるのなら、やっていく必要がある」。

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