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「マスクなし」共同生活…高田川部屋で“必然”のクラスター発生 それでも夏場所開催なのか (1/2ページ)

 クラスター発生は必然だった。日本相撲協会は25日、高田川親方(53)=元関脇安芸乃島=と弟子の十両白鷹山(25)、ほかに幕下以下の4力士(しこ名、部屋名非公表)の新型コロナウイルス陽性と入院を発表。この4力士のうち複数と、10日に陽性反応を示した幕下以下の力士も、高田川部屋所属とみられる。

 3日に夏場所の2週間開催延期を発表した際、芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「幸いに相撲は各部屋に稽古場がある。(他競技が)練習もできない中で相撲部屋は恵まれている」と話した。感染者が出た部屋は稽古や外出を2週間禁止としたが、そのまま共同生活は続けさせていた。

 高田川部屋では所属力士24人のうち、幕下以下21人らが大部屋暮らし。10日に感染者が出た後も普段通り生活していたことが、部屋のホームページからうかがえる。連日更新されるブログでは、18日に若い衆が大部屋で撮った写真が投稿されているが、誰もマスクを着用せず。20日にちゃんこを作っている力士もマスクをしていない。

 この危機意識の低さが角界初のクラスターを招いたのか。1人でも陽性が確認された時点で、感染拡大防止のため部屋を閉鎖し、共同生活を一時中止するべきだろう。

 世間からずれた対応を続ける相撲協会は、今回の事態を受けても夏場所を開催する方針にブレははない。芝田山部長は一夜明けた26日、「私たちは何回も言っている通り、あきらめずに5月場所開催は視野に入れていきたい」とやる気満々。

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