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【田代学 ダッグアウトの裏側】4年前引退のプリンス・フィルダー氏、2020年「最高年俸」という皮肉な称号 (1/2ページ)

 プロ野球は6月19日開幕で決まったが、米大リーグはこのコラムを書いている27日時点で未定。依然として機構側と選手会の折衝が続いている。先週も指摘した通り、年俸問題で歩み寄るのは容易ではない。

 米メディアによれば、現在の提案で合意すると年俸30億円の選手は8億円前後までカットされるようだ。豊富な資金力とストも辞さない強硬な姿勢から「最強の労組」と称されてきた選手会。契約にかかわる代理人も、大幅な譲歩は許さないだろう。

 「2020年の最高年俸が誰か予想できないだろう」というツイートを目にしたのは2週間前。リンクされていたのは、購読中の米有料スポーツサイト「ジ・アスレチック」に掲載されたケン・ローゼンタール記者の記事だった。

 「元選手だけが年俸を満額もらえるかもしれない。今年の最高年俸は4年前に引退した選手かもしれない」と挙げたのは、元レンジャーズのスラッガー、プリンス・フィルダー氏(36)だ。引退後の契約が残っており、今季年俸は2400万ドル(約26億円)。すでに引退しているので、シーズン短縮による年俸カットが決まっても対象外になるという。

 現役時代は右投げ左打ちの一塁手。パワフルな打撃で本塁打と打点王に1度ずつ輝き、通算319本塁打を放った(阪神で1989年にプレーした父・セシル氏の通算本塁打と同数)。

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