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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】“日本最強のストライカー”釜本邦茂さんを想起…G大阪・エムボマの決定力! (1/2ページ)

 Jリーグの歴代助っ人の中で、大きくてスピーディーといえばズバリ、「浪速の黒ヒョウ」ことFWエムボマ(49)を挙げます。

 東京V(2003-04年)や神戸(04-05年)でもプレーしましたが、なんと言っても来日当初、G大阪時代(1997-98年)のすさまじさ。「ボマちゃん」のニックネームで人気者でした。

 日本でのデビュー戦は97年4月12日、前期の開幕節。相手の平塚(現J1湘南)は前線に呂比須、中盤に中田英寿が君臨していました。しかし最大の見せ場は、エムボマが後半27分にリフティングボレーで来日初ゴールを決めた、あのプレー。

 右から左へ体をひねりながら、最後は右足でジャンプする反動を巧みにパワーに変えて左足に集中させ、ゴールネットに突き刺しました。どんなGKに「捕れ!」と言っても無理な弾道でした。

 日本人選手がこのプレーをしたら、間違いなくケガをします。私には怖くてできません。パワーとスピード、そしてアフリカ人選手特有の筋力とバネ。これに彼の独特なサッカー感覚がブレンドされたプレーでしたね。

 この年はリーグ戦28試合に出場して25ゴールで得点王。カメルーン代表としてW杯にも2度出場しています。2002年の日韓大会では、チームキャンプ地の大分・中津江村との心温まる交流が日本中の話題をさらいましたよね。その2年前のシドニー五輪では、オーバーエイジ枠で主将として出場し、優勝しています。五輪の金メダリストでもあるんです。

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