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【西本忠成 トラとら虎】コロナルールで阪神の強力リリーフ陣に追い風!

 19日に開幕するプロ野球のペナントレースは、延長に入っても10回で打ち切られることが決まった。コロナ禍対策の一環で、長時間の試合を減らし、選手の負担を軽減するのが狙いである。

 「阪神にとってこの特別ルールは実に大きい。リリーフ陣が強力だから、先行逃げ切り型のチームは断然優位。追い風になるのは間違いない」と球団OBは見る。

 実際、阪神の救援陣は、昨年12球団唯一の防御率2点台を誇った。メンバーからドリスとジョンソンが抜けても、新たにエドワーズとスアレスが加わり、遜色はない。既に8、9回をエドワーズ-藤川でつなぐ必勝リレーも決まっている。

 矢野監督は「どのチームも仕掛けが早くなる」と特別ルールを受け止めた。通常の延長12回なら、リリーフ陣を温存する必要はあったが、10回だとかなり前倒しで中継ぎ陣をつぎ込める。先のOBは「先発陣も我慢して引っ張ることは少なくなる。早めの代打策などで中盤までにリードを奪うのがカギ。あとは阪神が得意とする小刻みな継投に持ち込めば、着実に星を拾える」と予測する。

 コーチ陣から救援陣のベンチ入りに増員の要望があるのも当然だろう。先にあげた3投手の他に、能見、岩崎、飯田、守屋、谷川、小川、桑原、島本ら人材は豊富。最少でも昨年より1人多い8人をブルペンに待機させる方針だ。

 目下、投の誤算は先発要員・高橋の体調不良による出遅れだが、ローテ入りすれば、それまで代役の岩貞を中継ぎに回すプランもあり、さらに強力な布陣になりそうだ。(スポーツライター・西本忠成)

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