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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】フランクフルト・MF鎌田大地 相手の動きがスローに見える“ゾーン” (1/2ページ)

 サッカー日本代表の海外組で、ドイツ1部リーグ、フランクフルトのMF鎌田大地(23)が好調を維持しています。新型コロナウイルスで中断されていたリーグ戦の再開から、2ゴールを挙げるなどチームの主力に駆け上がってきました。

 ゴールだけではありません。現地時間13日のヘルタ・ベルリン戦で見せた3人抜きのドリブルはお見事。スペイン1部マジョルカのMF久保建英(19)も、同25日のレアル・マドリード戦で披露していましたよね。

 同じ3人抜きでもスタイルは全く違います。久保のドリブルは自分で描いた通りの動きで、キュンキュンという表現がぴったりでしたね。

 一方の鎌田は、相手の足がどのように出てくるのか、精密機械のようにすべて把握した動きでした。ペナルティーエリアの中でしたから、相手は必死でガツガツくる。それでもあの場面では、相手の動きがスローモーションのように見えていたはず。これこそが、サッカー選手が究極のシーンで体験する、「ゾーンに入った」瞬間だったということです。

 これはもちろん、誰でもすぐにできるわけじゃありません。みなさんの仕事と同じです。何十回も失敗して泥だらけになりながら、いろんなことを経験して身についていく。私も現役のときに何度かありました。難しいプレーがいとも簡単にできちゃうんです。「あれ? 何だったんだろう」という感覚が突然やってくるんです。

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