記事詳細

【清水秀彦 そういうことだろ~】リモートマッチでレベルもくっきり…J1再開で見えた審判の準備不足 4日の川崎-鹿島戦で“疑惑ゴール”

 --J1再開初戦でいろんな問題が見えました

 清水「やはり出たね、審判の問題が。4日の川崎-鹿島戦(等々力)の前半2分、川崎DF谷口のゴールは『オフサイド』と判定されても、決めた本人も納得できる場面だった。副審も真正面に見える位置だったのにな…」

 --清水さんは中断期間中も審判の調整が極めて重要だと言っていた

 「だろう!! この試合でも審判たちは、かなり浮き足立っていたから。動き方がぎこちなく、ゲームのスピードにもついていけていなかった。でもな、4カ月近く中断があって練習試合もなく、いきなり『審判をやれ』と言っても酷な話だと思う。準備不足によるミスは想定できるもの。だから審判の問題は必ず起きると確信していたんだ」

 --Jリーグでは2002年にプロ審判制度を導入したが、ジャッジのレベルが上がったとは言いがたい

 「同感だね。この試合もプロ審判(飯田淳平主審)だったろ。選手からすれば、『プロなんだからちゃんと判定しろ』という話には当然なる。それにね、リモートマッチ(無観客試合)だからこそ見えることもある」

 --それは?

 「審判のレベルがはっきり分かるのさ。観客の反応がないから、スタジアムの雰囲気に流されることはない。それに3密対策でVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)も休止になった。すべての判定は審判の主観が絶対。それでいいと思うんだよね。間違った判定をしたら、はっきり認めればいいんだよ。人間なんだからミスはある」

 --VARに頼ったらもっとレベルは下がる

 「もうひとつ、観客の声がないおかげでよ~く聞こえたんだけど、審判が選手を『○○君』なんて敬称で呼んでいたのが気になったね。審判はもっと威厳を持つべきだ。お互いのリスペクトはもちろん大切。でも毅然とした判定こそ、選手や監督に伝わるものだよ」 (元J1仙台監督=聞き手・久保武司)

関連ニュース