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2年ぶり勝利逃すも…阪神・藤浪「トレード市場価値」上昇! 他球団は手ぐすね!? (1/2ページ)

 2年ぶりの勝利を目指す阪神・藤浪晋太郎投手(26)が、5日の巨人戦(甲子園)に先発。8回4失点で3敗目も、最速157キロの速球を軸に7三振を奪い、失点したイニング以外はすべて三者凡退に抑えた。登板を重ねるごとに、順調な復活ロードの歩みをアピールしているが、喜んでいるのは阪神の首脳陣よりもむしろ、他球団フロントかもしれない。くすぶり続けるトレードの市場価値もまた、順調に上昇していくジレンマだ。 (山戸英州)

 今季最長の8回、113球の熱投は実らず。676日ぶりの勝利を逃した。矢野燿大監督(51)は「ここまで来られたのは収穫。全体的に頼もしい」と評価したが、藤浪本人は「勝てていない。ミスからの失点。反省すべきところ」と悔やんだ。

 3回は先頭の吉川尚にこの日唯一の四球を与え、送りバントから若林に先制打を許した。6回も先頭で、投手の戸郷の高く弾んだ投ゴロを捕球できず失策。2死一、三塁まで踏ん張ったものの岡本、大城の連打で3点を失った。ツメが甘いといえば、それまで。勝てる投球には、もう一段のレベルアップが必要だ。

 それでも昨季は初の0勝に終わり、今季も3月に新型コロナウイルス感染、5月には全体練習に遅刻して懲罰で2軍降格と、落ちるところまで落ちていたことを思えば、近年にないほど調子は上がっている。「力勝負でいったし、その中で打ち取れたのは良かった。次につながるかなと思う」と手応えを語る右腕の奮闘は、現場の期待以上。先発陣が足りない台所事情だけに大助かりだろうが、今季終了後の“嵐の予感”はむしろ警戒レベルの引き上げが必要だ。

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