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プロ野球スター選手が異例の転身! 佐々木誠が甲子園で初采配「これが高校野球か」

 ダイエー(現ソフトバンク)などで活躍した鹿児島城西の佐々木誠監督(54)が12日、甲子園初采配。加藤学園(静岡)に1-3で敗れた。

 2018年1月に同校監督に就任。創部68年目で春夏通じ甲子園初出場に導き、「甲子園はプロでも来たけどアマチュアで来ると新鮮。聖地といわれているけど、ゾクゾクとして『これが高校野球か』と心地いい気持ちになりました」と感慨に浸った。

 現役引退後はプロ野球のオリックスとソフトバンク、社会人野球のセガサミーとNTT西日本で指導者を経験。高校生の指導は初となるが、選手たちの要望を受け入れて髪形を自由にし、禁止だった炭酸飲料、スナック菓子も認めるなど、大人扱いで力を引き出した。

 現役時代は首位打者、盗塁王を獲得。スター選手では異例の転身といえる。「自分の記録にはまったく興味がない。数字がモノをいうのではなく、経験がモノをいう。プロで自分が培ったものを生徒に伝えられれば。自分が昔どうだったというのはない」と実績をひけらかすことはなく、選手たちと同じ目線に立つことを意識している。

 そんな佐々木監督が理想の指導者像として挙げるのが、元西武監督の伊原春樹氏(71)と近鉄でプレーした社会人野球ENEOSの大久保秀昭監督(51)。「(プロ選手として)実績がなくても監督をやられた。勝つためにどうするべきかを持っている。強くする監督として、尊敬しています」と話す。

 高校野球はあくまで部活動。華やかなプロの世界とはまた違った難しさがあるが、「大変というのは全くない。野球が好きなので、野球を仕事とは思っていない。自分の好きなことをやっているので、しんどいとは思わない」とキッパリ。次は甲子園初勝利を目指す。 (塚沢健太郎)

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