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【勝者のワザ】全米プロ優勝のコリン・モリカワ スイング軌道を安定させるルーティーン 「最初の30センチだけゆっくり」 (1/2ページ)

 プロ2年目のコリン・モリカワがメジャー大会の全米プロでツアー3勝目を飾った。バランスのとれたスイングで抜群の安定性を誇る。自他共に認めるツアー屈指のショットメーカーである。

 最終日に優勝を決定づけたのは16番のパー4ホール。1オン狙いを誘う距離設定になっていたホールでモリカワは、ピンに寄せるには、そこしかないという右手前バンカーの左端ぎりぎりの地点にボールを落下させた。ボールは、左前方に方向を変え、ゆっくり転がってピン奥2メートルほどで止まった。

 難しい状況や緊張する場面で、いつもどおりのリズム、タイミングでスイングし、ショットを放つ。プロは、それぞれの方法でセットアップに臨み、アドレスしてからも、いつに変わらぬ小さな足踏み動作や、フォワードプレスなどを行っている。ルーティーン動作と呼ばれる所作である。

 アドレスしてテークバックする前に、これから自分がやっていくスイングの軌道、そのときのフェースアングルを確認し、脳と体に刷り込むためにワッグルする。これをルーティーンの一環としているプロも少なくない。

 モリカワは速いスイングテンポで切れの良いショットを放つ。その中でテークバックの初期だけは、その後のスピードよりもずっとゆっくりクラブヘッドを動かしている。距離にして30センチほどであろうか。ここで確実にスイングプレーンに乗せ、フェース向きをスクエアに保つ。他のプロと違って、モリカワの場合は、ここまでがルーティーンになっている。

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