記事詳細

智弁和歌山・中谷監督、完敗で「ノムさんにボヤかれる」 野村野球を継承する“最後の正捕手”

 和歌山の独自大会を圧倒的な強さで制した智弁和歌山。甲子園でも尽誠学園(香川)から1回に幸先よく1点を先制したが、その裏に同点に追いつかれると、2回にも一挙5点を奪われ、1-8で完敗した。

 中谷仁監督(41)が試合後、苦笑交じりに「今日なんか怒られてるかもしれませんね。こんな負け方をしていたら、『何やっとるんや』ってボヤかれますよ」と思いをはせた恩師が、今年2月に急逝した野村克也さんだ。

 昨夏のこと、ノムさんは「あいつ、監督やってるんだな!?」とうれしそうに目を細めた。阪神、楽天監督時代の7年間、自身の下でプレーしていた中谷監督が、引退後に母校のコーチを経て、一昨年秋から母校を率いる姿を、しっかりテレビでチェックしていたのだ。

 名将のキャリア最終年となる楽天の2009年終盤には、リード面を評価され正捕手として起用された中谷監督。母校のコーチ時代から「野村さんの下でやっていてよかったと思うことが多い。僕は一から十まで資料がそろっている」と感謝を語ってきた。

 “最後の正捕手”として、これからも野村野球を継承する。

関連ニュース