【最先端アマチュアスイング】スローなスイングで飛距離アップ ダウンスイングでは左ヒジを逃がす! (1/2ページ)
右ヒジを曲げることで、クラブが垂直に立ったトップの形を作ったら、ダウンスイングでは、曲げた右ヒジを伸ばしながらボール方向に向けて力を入れます。そして、この動きが、「フェースを返さないスイング」の重要なポイントになります。
ここで手首を使ったり、体を回したり、また、タテにヘッドを動かしてしまうと、フェースの向きは一瞬のうちに変わってしまうからです。
そうならないためにも、余計な動きはせず、右ヒジの曲げ、伸ばしだけでダウンスイングを行うようにしましょう。
それともうひとつ、この動作のときに注意してほしいのは、左腕を伸ばしっぱなしにしないことです。
右ヒジを伸ばして押す動きをすると、その圧力がかかる左腕は、写真〔1〕のように突っ張ったままの状態になりやすいのですが、そうならないようにすることが大事です。なぜなら、左ヒジが伸びると力の逃げ場がなくなってしまうので、肩が逃げるからです。
肩が逃げるというのは、肩が上がる、または後方に下がるということで、こうなると頭が上がったり、体が開いてしまい、ボールにクラブが届かなくてトップになったり、ヘッドが落ちてダフってしまうこともあります。
これを防ぐためにも、ダウンでは左ヒジを少し外に曲げ、力を逃すことが大事です=同〔2〕。そうすれば、肩が上がることもなくなるので、ヘッドの軌道は狂わず、またその後の回転運動もスムーズに行えるようになります。