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大坂なおみ、決勝進出 胃痛で眠れず「重圧を感じた」

 テニスのウエスタン・アンド・サザン・オープンは28日(日本時間29日)、ニューヨークで行われ、女子シングルス準決勝で、第4シードの世界ランキング10位、大坂なおみ(22)=日清食品=は、同22位のエリーゼ・メルテンス(24)=ベルギー=を6-2、7-6で下し、決勝に進んだ。

 警官による黒人男性への発砲事件に抗議して一度は棄権した試合。大坂は「Black Lives Matter」(黒人の命も大切)という文字の入った黒いTシャツで会場入り。

 第1セットは圧倒し、第2セットは粘りをみせた。第9ゲームで、相手のブレークポイントを計8回しのいでサービスゲームを死守。タイブレークもリードを許したが、スーパーリターンエースで逆襲して勝ちきった。

 タイブレークの途中、左脚を気にする仕草があったが、メンタル面では別人のような強さを見せた。人種差別に抗議を示した反響は大きく「昨日は緊張で胃が痛くなりあまり眠れなかった。重圧を感じた」と大坂。往年の名選手、ビリー・ジーン・キングさん(76)はツイッターで、大坂の大会ボイコットについて「とても勇気ある行動」とつぶやいた。

 決勝では元世界ナンバーワンのビクトリア・アザレンカ(31)=ベラルーシ=と対戦する。現在世界ランク59位。対戦成績は2勝1敗と大坂がリードしている。