記事詳細

東京五輪「簡素化」は合格もインパクト不足 コロナ対策など課題山積 開幕まであと300日

 来夏に延期された東京五輪開幕まで26日であと300日。準備状況を監督する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会と東京五輪・パラリンピック組織委員会の合同会議が25日行われた。両者は計52項目の簡素化に合意した。

 記者会見で同組織委員会の武藤敏郎事務総長(77)は開閉会式では「お祭り騒ぎは必要ない」とコメント。森喜朗会長(83)も「大会期間中はパーティーばかり、同じような人たちが出ている。そういうところには手を入れた」と力説。IOCジョン・コーツ調整委員長(70)も「非常に満足。『東京モデル』として今後の五輪開催の参考になる」とご満悦。来月7日のIOC理事会で報告される。

 しかし、延期に伴う追加費用額はこれから。今月から国、都、そして組織委で新型コロナウイルス対策もスタートしたが打開策はまだない。

 森会長は「菅総理が東京五輪の成功こそ“菅内閣の1番の仕事だ”とおっしゃってくれている」と胸を張った。しかし、参加国が日本に入国する意思確認もこれから。どの幹部も「東京五輪は絶対に開催する」と口をそろえるが、インパクト不足は否めなかった。 (編集委員・久保武司)

関連ニュース