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白鵬・鶴竜、来場所「最後」か 休場続きの両横綱に横審“待ったなし” 鶴竜のそれでも引退できない事情 (1/2ページ)

 いよいよ両横綱が土俵際に追い詰められた。秋場所(両国国技館)は関脇正代(28)=時津風=の初優勝で27日に幕を閉じたが、横綱全員が37年ぶりに初日から不在だった。28日に開催された横綱審議委員会の定期会合では、全休した白鵬(35)=宮城野=と鶴竜(35)=陸奥=に対して厳しい声が相次いだ。ただ、2人の立場には明確な違いがある。鶴竜は引退できないやむにやまれぬ事情を抱えており、このままでは苦渋の決断を迫られることになる。 (塚沢健太郎)

 横審の開催は初場所後以来8カ月ぶり。矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)は「2横綱が揃って休んでいる。過去1、2年を振り返っても、断続的に休場が続いている。場所を全うする回数が必ずしも多くない。大変厳しい意見が出た」と会議の内容を明かした。

 指摘どおり、白鵬はここ18場所中11度目の休場。鶴竜は昨年名古屋場所で6回目の優勝を飾るも、以降で6場所中5場所で休場。ともに横綱の役目を果たしていない。今年の春場所こそ、両横綱で「勝った方が優勝」の一番を戦って白鵬が制したが、そろって7月場所は途中休場、秋場所では初日から連続休場だ。

 横審の内規には、不振が続く横綱に「激励」「注意」「引退勧告」ができると定められており、数人の委員からは決議を求める声も出たという。

 「来場所の様子を見て、もう1回判断する。今回注意喚起して、次場所を注視する」と矢野委員長。次の11月場所(11月8日初日・両国)は、いよいよ待ったなしだ。

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