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【サクラと星条旗】ダルビッシュ、日本人初のサイ・ヤング賞当確 覚醒の軌跡と奇跡 (1/4ページ)

 2020年のナショナル・リーグのサイ・ヤング賞投手は投票権を持つ担当記者が正気を失わない限り、カブスのダルビッシュ有投手(34)だと私は確信している。

 日本人メジャーリーガーが海を渡って25年。投票で岩隈久志が3位、松坂大輔と野茂英雄が4位に入ったことがあり、ダルビッシュ自身もメジャー2年目の2013年に2位だったが、これまでこの賞に届いた日本人はいない。

 今年、ダルビッシュは8勝(3敗)を挙げ勝利数で単独トップ。防御率2・01は2位。クオリティスタート(6回以上を自責点3点以内)も12回中10回でトップ。ダルビッシュに投票しない理由が見つからない。

 ダルビッシュは34歳になって、以前より素晴らしい投手に成長した。昨年前半までは悲惨だったというしかなく、2017年、優勝請負人として移籍したドジャースではワールドシリーズでアストロズ相手に2試合先発し、いずれも2回もたずに降板。評判は地に落ちた。2018年にカブスに移籍後も故障に悩まされファンのブーイングを浴び続けた。

 ようやく2019年の後半から立ち直り、60試合に短縮された今季、目を見張る快投を続けた。8勝は通常のシーズンなら21勝に相当する。

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