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阪神・小幡、コロナ禍でチャンス到来! 高卒2年目の世渡り上手な弟分キャラ

 コロナ禍による大幅戦力ダウンで苦闘が続く阪神に一筋の光だ。高卒2年目の小幡竜平内野手(20)が目覚ましい活躍を見せている。

 7日の広島戦に「8番・遊撃」で先発して2安打2打点。打率・256とバットでも奮闘しているが、宮崎・延岡学園高からドラフト2位で入団した若虎の最大のセールスポイントは遊撃の守備だ。強肩に加え、バウンドが合わなくてもスピードを落とさないまま打球をさばく器用さも光る。

 8月21日にプロ入り後初の1軍昇格を果たすと、9月25日のヤクルト戦(神宮)で思わぬ形でチャンスが巡ってきた。糸原が新型コロナウイルスで陽性判定、木浪も球団が濃厚接触者と同様の扱いとして二遊間コンビがそろって出場登録を抹消。大抜擢を受けた20歳は守備難に泣かされてきたトラの内野陣を引き締め、この日まで12戦連続で先発出場している。

 新戦力が台頭すればその分、誰かが冷や飯を食うのが厳しいプロの世界だ。全員年上のライバルと競争になるが、世渡りのうまさには定評がある。同期入団の高卒はほかにドラ5投手の川原だけ。たった1人の高卒野手は自ずと先輩たちとコミュニケーションを取りながら、弟分としての立ち回り術を身につけた。

 「西純矢、井上広大ら今年入団の高卒組は甲子園常連校で活躍した分、自信を持っている子が多い。小幡は変なプライドがなく素直な子で、年上からはイジられキャラとしてよくかわいがられている」(チーム関係者)

 定位置を争う6歳年上のライバル、木浪も自主練習を再開。9日から2軍の遠征に帯同する見込みで、1軍復帰は時間の問題だ。先輩野手が不在のうちに、確固たる地位を築けるか。 (山戸英州)

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